夏の日の光景は心の中できらめいて

子どもの頃に楽しみだったこと

まだ小学生だった頃の話です。夏休み中の楽しみは、祖母が住んでいる海辺の町に行くことでした。私が住んでいる町には海がなかったからです。年に一度しか触れることができない海の体験は、とても貴重なものでした。

祖母の家に着いた翌日は、晴れてさえいれば海水浴に連れて行ってもらえます。働き者だった祖母は、私たちのためにおむすびを作り、トウモロコシや玉子を茹でました。暑くないようにと日傘を何本も用意して、丸めたゴザとともに、父が運転する車のトランクに入れました。

出迎える準備で疲れていたでしょうに、祖母は必ず海水浴について来ました。孫とのひとときを楽しむために。

思い出の中で輝き続ける海

海に到着したら、着ていた衣服を脱いで、ただちに駆け出します。下に、水着を着用していましたから。泳ぐことに飽きたら、ヒトデや貝殻を拾いました。白い貝、赤い貝。縞模様がついた貝。珍しい貝をたくさん拾い集めたおかげで、夏休みの自由課題は、いつも貝殻の箱詰めでした。

さんざん遊んだ後は、車の中でいつも居眠りをしていました。祖母の家に着くと、交互にシャワーを浴びて砂を流します。足の指にも砂がこびりつき、丁寧に落としたことを覚えています。

そして、夕方まで昼寝をしました。カーテンを敷いて、扇風機が回る部屋で。その時も、祖母は横になっていたのでしょうか。今となっては尋ねることもできません。祖母と海との思い出は、いつもワンセットになっています。